汗臭

汗には「臭う汗」と「臭わない汗」の2種類あるって知ってた?しかも汗をかかないでいると臭う汗をかきやすくなります

汗は臭いものだし、べたべたするしで、できればあまりかきたくないものですよね。

でも実は汗には「臭わない良い汗」と「臭う悪い汗」の2種類があり、現代人は環境の変化により「臭う悪い汗」をかきやすくくなっているんです。

臭わない良い汗とは

汗は血液からできています。血液から血漿(けっしょう)をくみ取ったものを、汗腺が汗として排出しています。

血液が汗に!?赤くないよ?って思うかもしれませんね。血液を試験管などの容器に入れて分離させると、赤い塊と薄黄色の液体で分かれます。赤い塊が赤血球の集まりで、薄黄色の液体が血漿です。この薄黄色の液体を私たちは汗として排出しているのですね。

で、この汗となる血漿を排出するときに、汗腺はさらにろ過します。血液にはミネラルなど、栄養がたっぷり含まれています。(エスキモーがアザラシの生き血を飲んだり、日本人がスッポンの血を飲むのは、血液が高栄養だからです)なので、汗腺のろ過機能は、体によって有用な成分をあまり排出しすぎないようにする意味も含まれています。

そうして出てきた元血漿である汗は、しっかりろ過されているので、限りなく水に近く、サラサラです。これが臭わない良い汗の正体です。

臭う悪い汗とは

臭わない良い汗とは、「汗腺のろ過機能がしっかり働いているために出てきた汗」のことでした。逆に臭ってしまう悪い汗とは、「汗腺の機能がうまく働かずに血漿などの血液成分が残ってしまった汗」のことです。

血漿が残ってしまった汗は、ベタベタしていて、肌の表面に残りやすくなります。蒸発しにくく体温も下げにくくなり、体温調整の働きもあまり機能しません。しかも、血液の成分が残ったままなので、あまり汗をかきすぎるとせっかくの栄養が体から流れてしまうことになります。だから悪い汗をかきすぎると、本来供給されるはずの栄養が流れてしまっているので、体がぐったりします。

さらにこの悪い汗は、血液の成分を含んでいるため濃度が高く、ニオイの元となる成分を豊富に含んでいます。良い汗のようにサラサラしていないので皮膚に残る時間も長く、そのぶん衣類にしみ込み残る時間や、皮膚の常在菌から分解される時間も長くなります。これが悪い汗、しいてはクサイと言われている汗のニオイと原因です。

臭わない良い汗をかくために

汗は汗腺から排出されますが、実は汗は、汗をよくかく人ほど臭いません。汗腺は使いこめば使い込むほど、汗腺の機能がしっかり機能すると考えられています。そのためよく汗をかく若いスポーツマンは、臭わないサラサラの汗ばかりをよくかいています。

臭わないサラサラの汗をかくには、汗腺を使い込むこと、つまり汗をかくことが大事です。

現代人は、冷房が整った快適な環境で過ごしています。そのため、汗をかかなくなりましたし、できるだけ汗をかかないように過ごしています。確かに熱中症は怖いものですが、汗をかかなくなったことは事実です。ネットワーク環境が必須になり、デスクワークが増えたことにより、営業や外出の無意味さを懸念する人も多いと思います。

もし、汗が臭いな~と思ったら、汗をかくべく運動をしたり、湯船にいつもより長めに浸かって汗を流してみてください。そうすることで、汗腺機能がしっかり機能して、臭わないサラサラの汗が排出されやすくなりますよ。