体臭

外国人は日本人に比べて体臭がきつい?最近はそうでもない?どっち?

日本ではよく昔から、外国人(欧米人)は体臭が強いと言われてきました。

ですが、「最近はそうでもない」という噂も聞きます。ついでに日本人の口臭はクサイという情報も一緒に。

実際のところどうなのでしょうか? まずは外国人の体臭の強さについてです。

「外国人が日本人と比べて体臭が強い」ことについて

外国人が体臭が強い理由について、一番触れられるのが「文化の違い」かもしれません。

文化の違いといってもいろいろありますが、体臭につながりやすいもので目立ったところでは、食べているものの違いや、入浴の習慣の有無などが挙げられます。

食べ物の違い


日本では主食はお米ですが、アメリカ・カナダ・フランスなどではパンです。また、イタリアはパスタ、イギリスなどではじゃがいもです。

摂取することで体臭を強めやすい食べ物は、

肉類
にんにく
動物性脂肪(チーズ、牛乳など)
辛い食べ物
アルコール

などです。

これらの食べ物や飲み物は、汗をかきやすくすることで体臭を強めたり、独自の強いニオイ成分などを持っています。そのため、必然的に、こういった食べ物をよく摂取する傾向にある外国人の人は、体臭を強めやすい傾向にあると言えます。

「アメリカ人は肉が主食だろ」とは、私の知り合いによる、欧米諸国を下に見ることにより自分を大きく見せようとする類のよくある発言例ですが、アメリカ人が私たち日本人よりも肉類の消費量が3倍も多いことは確かです。肉が多ければニンニクの消費量も増えるものです。

また、国民一人あたりのアルコール消費量の多い国トップ3は、ベラルーシ、リトアニア、チェコです。トップ20のうち19国がヨーロッパであり、日本は59位となっています。

「日本人はクサくない」とは、世界の一つの共通事項でもあります。なぜなら私たち日本人は「牛肉後進国」と言われるほどお肉を食べていないし、お酒の量も少ない、そのうえ魚、野菜、発酵食品を中心とした世界的に見ても稀な健康食である「和食」を普段から食べているからと言えるからです。

お風呂の習慣

お風呂を毎日入るのは私たち日本人にとっては当たり前の習慣です。1日シャワーですましていると、翌日には湯船に浸かりたいと思う人もたくさんいるかと思います。

湯船に浸かると気持ちいいと感じるのは世界的にも共通の認識です。ですが、外国では毎日お風呂に浸かる習慣はありません。水道水を飲めず、水が貴重な外国では湯船いっぱいのお湯はもったいないし、そもそも賃貸住宅にバフタブがないという住宅事情も関係しています。基本的にはシャワーで日々の汚れを落とします。

お風呂にはリラックス効果、疲労の軽減のほかに、体があったまり血液の巡りがよくなることにより、体臭の原因の一つである「乳酸」を減少させる効果があります。汗もしっかり流れてくれるので、ニオイもかなり軽減されます。

人種的な理由

これも文化の違い以外によく聞く理由でしょうか。人種的に、そもそも日本人よりも外国人の方が体臭がきついというものです。

驚かれるかもしれませんが、外国には「ワキガ」という言葉自体がありません。ワキガはアポクリン腺の活性化が関係していますが、そもそも外国人の肌にはアポクリン腺の数が日本人よりも多く存在しています。

なので、日本人よりも体臭が強めであることは確かなのですが、アポクリン腺によるニオイをワキ以外でも持っている外国人は、そのために体臭の強さをあまり問題視しないのです。体臭=その人のフェロモンだとして、恋人同士で好まれるのは、日本人よりも傾向が強いでしょう。ちなみに日本人だけでなく、中国人や韓国人などのアジア人のほとんどがアポクリン腺が少ない傾向にあります。

「最近はそうでもない」の意味・理由

外国人が体臭が強い理由として、食生活とお風呂の二つの文化の差異、そして人種的な理由について触れました。

日本人は人種としても体臭が薄い民族で、そのために外国人の体臭が気になりなること、そして日本での暮らしも体臭を薄める効果がかなり高いことが、文化の違いの点でもお分かりいただけたかと思います。

次に、「最近はそうでもない」ことについてです。なにがそうでもないのかというと、「外国人は体臭がきつい」ことと、「日本人はクサくない」といったことでしょう。

健康ブームや日本ブームによる自覚

近年は世界的な健康ブームと言われています。インターネットでの情報共有化社会は、庶民層でも、いかに健康に生きていくかに焦点が当てられています。

そこで、日本の魚、野菜、発酵食品を中心とする和食文化は、一つのヘルシー料理の異文化の参考として世界から注目を浴びています。これを理由にするものばかりではありませんが、日本に訪れる外国人も増加の傾向にあります。

外国人は日本と日本人に注目するのと同時に、自分が日本やアジアの国の人々と比べて、体臭が強いことも自覚するようになりました。自覚があるのとないのでは、体臭エチケットの意識度の差にもあらわれてきます。

日本人は自分のニオイに対する感覚が鈍い

ハグやキスの習慣は一部のアジア圏にもなくはないですが、基本的には欧米特有の文化です。少し親しくなればすぐに肩組みをしますし、友人であればハグ、身内であれば頬を寄せ合います。

この習慣で、相手との距離は急接近します。日常的に相手の顔や体と接近する機会があるので、外国人は自分のニオイがクサくないのか、常に気にしてエチケット製品もしっかり使います。

一方日本では、恋人やよほど仲の良い夫婦でない限り、日常的にハグやキスはしません。欧米諸国に比べたらスキンシップもごくごく最低限なもので、そのような私たち日本人を外国人は、クールな人だとよく形容します。

この付き合いの距離感には、いわゆる「謙虚」「淑やか」といったものが関係してきますが、この文化概念による個人間の接触経験の少なさ、個人間の物理的な距離の遠さにより、諸外国ほど自分のニオイを気にしていないのではないかと推測されています。この問題には、そもそも体臭が薄い国であり、また仮に相手がクサくとも指摘ができないことにより、接触機会が多少多くても問題意識につながりにくいといった内容の指摘もあります。

デンタルケア意識の差

また、日本人は口臭やデンタルケアに対する意識が欧米諸国よりも低いというデータもあります。欧米では歯垢を効率的に除去できるデンタルフロス(糸ようじ)を日常的に使うのに対して、日本人はほとんど使いません。

この意識の差は、さきほどのキスやハグによる接触機会の有無も影響していますが、外国では歯科治療には保険が適用されないため、日常的にしっかりケアをする必要があるといった理由もあります。

自分または他人に対して気になる嫌なニオイの代表は「口臭」がトップです。そんな口臭に対するケアレベルの低さが、「最近はそうでもない」の言葉通り、そのほかのニオイのケアレベルを落とすことにもつながってしまっているのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。外国人の体臭の強さと、最近はそうでもない(外国人はそこまで体臭は強くない・逆に日本人の方が体臭がきつくなっている?)ことについて、まとめました。

外国人は確かに私たち日本人と比べて、もともとの人種的な部分もふくめて、体臭を強める要素がたくさんあります。ですが、体臭は本人の行うケア次第でもありますし、「日本人は体臭はないものと思っていたのに口臭は結構…」といった残念な報告もあります。(満員電車時なども気になるそうです)

口臭やニオイの問題は、謙虚であり、意見をはっきり言わない日本ではなかなか対処のしづらい部分があります。これを参考に、スメルケア意識を少しずつ改善していってください。

参考:https://www.zakzak.co.jp/lif/news/170704/lif1707040001-n1.html