口臭

歯はキレイなのに口臭が!?実は胃腸環境の悪さも口臭に悪影響をおよぼします

口臭は「口の臭い」と書くくらいですから、口腔内が原因であることが多いです。

厚生労働省の調べによる日本人の歯周病の有病率は20代で約7割、30代から以降では約8割もの数字を維持しています。このデータは、歯の対策、ないしは口臭の予防がいかに難しいか物語ってもいますね。

現代は歯ブラシでの歯みがきをはじめ、デンタルフロス、洗口液(マウスウォッシュ)、舌ブラシなど、世の中にはたくさんのデンタルケア用品とデンタルケアのやり方があります。

最近では家庭でホワイトニングができるキットや口腔内タブレットなども人気です。近年は、日本人のデンタルケア意識は、ハグやキスなどの接触機会の有無、保険の有無などを理由に外国人よりも低いという情報も出回ってきてもいますから、今後もデンタルケア用品や斬新な新しい取り組みは、増えていくと考えられます。

こうした新しい取り組みなどを駆使して、歯はピカピカの真っ白、歯周病もない。でも、「口臭がなかなか消えない…なんで?」と不安に思っている方がいるかもしれません。

そうした方は完璧だと思っている口腔内ケアから少し視点をずらして、胃や腸や、食生活に目を向けてみるとよいかもしれません。

口臭と胃の状態が関係してくる理由

食べすぎ。脂肪分(脂っこい食事)の摂りすぎ。お酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎなど。

胃もたれは誰もが経験しているかと思います。胃の調子が悪いと、胃の消化能力が落ち、食べた食べ物がうまく消化できなくなります。消化不良を起こすと、胃が重たく感じたり、気持ちが悪くなったりします。

このとき消化されないまま胃の中に残っている食べ物が腹部を重たく感じる原因の一つでもあるのですが、未消化の食べ物は長く胃に残っていると、やがて発酵します。発酵すると悪臭が発生します。

お酒を飲みすぎた翌日にアルコール臭がしてしまうように、この悪臭は肺をめぐり、そして、呼気や汗として排出されてしまいます。もちろん良いニオイであるはずがありません。

口臭と腸の状態が関係してくる理由

健康な腸内は善玉菌(ビフィズス菌など)が多くある状態ですが、ストレスが増えたり、便秘が続いたりすると、悪玉菌(ウェルシュ菌など)が増えていきます。

悪玉菌は硫化水素やアンモニアなどの腐敗物質を生み、悪臭のもとになる物質を生み出します。いつもよりも便やおならがくさいなと感じたら、腸内環境が乱れているサインかもしれません。

この便やおならのニオイの元になる成分の一部は、血液によって体内を循環していきます。そうすると、やがて呼気や汗として排出され、クサイ息の原因となってしまうのです。

舌苔と胃腸の関係

また、上で触れた悪い胃腸の状態、ないしは悪い体の状態は舌にも反映されます。

先日の記事でも触れましたが、毛細血管が多く集まっている舌は「健康のバロメーター」とも言われます。お医者さんが患者さんを診るとき、舌診をするかと思いますが、それほどまでに体の状態(血液・体液・自律神経の具合など)を知るのに舌診は手っ取り早いのです。

もし、胃腸の状態を含め、体の状態が悪いとき、舌はその状態を反映してしまい、舌苔が蓄積しやすい状態になります。舌苔は舌を守っている粘膜でもあり、すべて取り除くべきものではありませんが、多すぎる舌苔は、口臭の元です。

まとめ

口臭の原因は口腔内と深く関係がありますが、上記のように、胃腸の不調がめぐりめぐって口臭の元になることもあります。舌苔の増加による口臭は、口腔内が原因の口臭ではありますが、元をたどれば乱れた胃腸が原因だったりもします。

口臭は、食べすぎても、食べなさすぎても強くなります。食べすぎは歯周病を増やす糖質や悪い胃腸から、食べなさすぎは根本的な体の栄養不足によるものから。

口臭予防には、暴飲暴食を避けたり、リラックスできる環境づくりをするのはもちろん、胃腸を荒らしやすい刺激物は控えて野菜や果物中心の偏りのない食生活を目指しましょう。

普段なにを食べているのか、メモをするだけでも、食や栄養に対する意識は変わります。最近はスマホアプリでも食事管理のアプリなどが充実していますから、歯のほうはバッチリでも、食生活の方はそうでもない人はチャレンジしてみるのもおすすめです。意外な落とし穴が見つかるかもしれませんよ。

参考:https://news.mynavi.jp/article/20170414-a062/