口臭に影響する食べ物・飲み物

手ごわい口臭の原因になりやすい食べ物や飲み物ってどんなものがあるの?

「口臭の原因の8割は口内にある」とは、多くの歯科医の方の発言です。

歯周病の歯や、歯垢や歯石、舌苔(舌の表面についた、白や黄色の付着物)などが嫌なニオイを発している状態が、一般的な口臭の姿ですが、その嫌なニオイを発生させる原因となるのは口に入れた食べ物や飲み物です。

食べ物のカスや、飲み物の微粒子が口の中のどこかに付着し、ニオイを発生させています。私たちは食べ物や飲み物を口から摂取しなければ生きてはいけませんから、口臭を消すために飲食をやめるというのは非現実的な話です。

ただ、非現実的な話ではありますが、そうした「口臭の原因となる食べ物や飲み物を減らすことで一時的な口臭対策にはなる」とは頭には入れておきたいところです。

口臭の原因になりやすい食べ物や飲み物をご紹介します。まったく食べなくすることは難しくても、例えばデートの数日前には食べないことはできますので、参考にしてみてくださいね。

口臭を防いでくれる食べ物・飲み物はこちら。

口臭の原因になりやすい食べ物や飲み物

ニンニク

口臭の原因になる食べ物と聞いて、まず一番に挙がるのはニンニクかもしれません。ニンニクは単体ではあまり食べませんが、代表的な香味野菜の一つです。

ギョウザやステーキ、ラーメン、もつ鍋など、ニンニクはさまざまな料理に加えられます。食欲のそそるニオイと味のほかに、滋養強壮効果やがん予防効果、アンチエイジング効果などもあり、性別・年齢問わず愛好家の多い食材です。 疲れやすい現代人のお供でもありますね。

ですが、あのニオイは強烈ですよね。直後に牛乳を飲むなど、何も対策をしないのでは、夕食としてニンニク料理を食べ、明日に持ち越してしまうことも多々あります。実際、ニンニクは通常6時間ほどで消えると考えられますが、完全に消えるには丸々2日間残るとも言われているほど。

たまねぎ

玉ねぎは、カレー、肉じゃがなどさまざまな料理に入れられ、和食・洋食を問わずなじみ深い食材の一つです。血液サラサラ効果や、風邪やインフルエンザなどの免疫力のアップ、胃腸の調子を整える効果、そして美容効果など、嬉しい効果もたくさんあります。

なじみ深く、とろとろになるまで煮込むことも多いので、口臭を強める作用があるとは、ぴんとこない人もいるかもしれません。

玉ねぎには独特のニオイがあり、ニンニクと同じ「アリシン」という成分が含まれています。ニンニクと同じ成分というだけで、玉ねぎの持つニオイの強烈さは伝わるかもしれませんね。

お味噌汁の具としても定番ですし、香辛料であるニンニク以上にまったく食べないのは難しいと思いますから、一緒に生野菜を食べたり、食後にガムを噛んだり、牛乳を飲んだりして対策してあげるのがポイントです。

ねぎ

和食には欠かせないねぎもまた、口臭を強める食べ物です。にんにくやネギと同じく、ネギ属の植物で、食後口臭の代表的な原因物質の一つでもある「アリシン」を含んでいます。

口臭にとっては厄介なアリシンですが、血行をよくしたり、ビタミンB1の吸収を助けてくれます。豚肉などに含まれるビタミンB1は糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素の代謝を助けるだけでなく、脳へのエネルギー還元も効率的にするなど、疲れやすく知識労働の多い現代人が欠かせず摂りたい栄養の一つです。

ニンニクほどには臭いは強烈ではないですし、玉ねぎほどメインで使う食材ではありませんが、冬の鍋ものなどではメイン食材として大活躍しますし、口臭を強めることは、少し気に留めておくといいでしょうね。

コーヒー

コーヒーをよく飲まれている人は多いかと思います。覚醒作用、利尿作用があり、妊婦さんは控えたい飲み物である一方で、コーヒーに含まれているコーヒーポリフェノールは、高い抗酸化作用により、血液をサラサラにし、心臓病や脳卒中による死亡リスクの低下や、大腸がんの予防、肥満防止などに効果的です。

コーヒーの体に良い効果を得るための目安としては1日に3~4杯程度がいいのだそうです。

ですが、歯にコーヒーがつくことによる着色汚れや、舌にコーヒーの微粒子が付着することにより、「舌苔」を発生させる原因でもあります。食べ物ではなく、飲み物なので、なかなか汚れを気づきにくい・取りにくい面がありますから、毎日数杯飲んでいるという方は少し控えてみるといいかも。

また、目覚めをスッキリさせるために朝一番にも飲まれるコーヒーですが、実は起床後は一番口臭が強まっている時間帯です。口臭対策として、起床後すぐには飲まず、少し時間を置いて、朝食後などに飲むのがおすすめです。

お酒

駅の周辺や、コンビニなどでふらふらしている酔っ払いの方を見かけたことがあるかと思います。彼らはなにか「臭いますよね?」

彼らが体から発しているのが、「お酒臭い!」で代表的なアルコール臭です。肝臓で分解しきれなかったアルコール成分アセトアルデヒドが血液をめぐり、強い体臭や汗として排出されています。

アルコール臭は口臭にも強くあらわれます。とくにお酒を飲んだ直後に、強烈なアルコール臭が口の周りで発生しています。飲む量が多くなると、体内にアセトアルデヒドを溜めてしまうので、町中でふらふらしている酔っ払いの方のように、口臭にも体臭にも出てくるようになります。

ニオイを抑えるためには、飲まないか、量を少なくするのが近道です。飲酒後にうがいをしたり、帰宅後に寝てしまって自室や衣類にニオイをこもらせてしまわないようすぐシャワーを浴びることなどが、明日に臭いを持ち越さないポイントです。

まとめ

ご紹介した食べ物・飲み物以外でも、納豆や、キムチやチーズ、味噌などの発酵食品など、口臭の原因になりやすいものはあります。

そういったものを摂取しないようにすると、当然口臭の原因を一つ減らせるようにはなるかと思います。

とはいえ、ニオイが強い食べ物は多く栄養源が豊富です。また、あまり食事を摂らないようにした結果、栄養が不足し、唾液の量が減って口臭の原因となったり、便などの悪臭成分を分解する能力が落ちて体臭を強めてしまうなど、悪循環に陥ってしまう可能性もあります。

ニンニクはサプリメントで摂ったり、納豆は揚げ物にしてみたり。大切な人と会う前日は摂取を控えてもいいと思いますが、お味噌などは私たち日本人には欠かせない食材の一つですし、食材に関してはあまり神経質になりすぎないように対策するのがおすすめです。